評価・報酬制度設計
他社より魅力的な会社をつくるには?

- 従業員数
- 500名
- 業種
- Webサービス
課題
- 社員の定着率が低い
- 他社より報酬制度が見劣りしている?
- 社内にノウハウが無く制度をどう変えれば良いか解からない
提案内容
- 競合調査の実施
- 在籍している社員へのヒアリング
- 複数の参加者をつのり当事者意識を醸成
成果
- 業界水準プラスαの自分たちだけの報酬制度が完成
- 経営に対して社員から積極的に意見が出るように
他社より低い?離職していく元同僚たちの声
Webサービス事業を手掛けるS社は、自社の定着率の低さに悩んでいました。「ベンチャーなので2,3年でやめていくのは当たり前」そういう声もありましたが、人事担当者が辞めていく人たちと面談をしてみると、辞めていく要因の一つに「他社よりも給与が低い」という声がありました。S社の給与は本当に低いのか?低いとしたらどの程度低いのか?調査のため、弊社に調査の依頼をいただきました。
業界調査から見えてきた、可もなく不可もない制度
調査を行った結果S社の給与水準は低くなく、むしろ平均よりもやや高いという結果でした。一方で、給与を含めた報酬制度に独自性などのおもしろみがなく、「評価や報酬は経営層から与えられるもの」という認識が広がっており、経営層の求めている「経営に当事者意識を持つ」という状態とは大きな乖離があることがわかりました。そこで私達は、評価や報酬制度を一方的に経営から社員に落としていくのではなく、制度づくりのプロジェクトに複数の参加者をつのり【自分たちがつくった制度】という当事者意識を醸成を目指しました

自分で自分の給与制度が決められる!?
もともと給与水準としては決して低くない制度運用をしていたS社ですが、新制度づくりのプロジェクトを通して、上司からだけではなく同僚や部下からも評価をもらい給与に反映する。仕事を通じてもらった「ありがとう」ポイントを評価に反映する。報酬制度については3年毎に見直す。などの新しい制度ができあがりました。当初の目的は報酬制度づくりでしたが、制度づくりプロジェクトの参加者からは「自分で自分の給与制度きめられるの?」との驚きの声もありました。今では、このプロジェクトをきっかけとして「経営に対して社員から積極的に意見が出るようになった」との声を頂いています。